ブックタイトル月刊田中けん

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概要

月刊田中けん

平成4年以降の名簿を見てみると、84名中17名も議員OBが行政委員に就任していることが分かりますね。行政委員(非常勤)の報酬額と出勤状況区分委員長※1委員区分議員選出識見者区分委員長委員教育委員月額報酬311,000円252,000円監査委員月額報酬123,000円344,000円選挙管理委員月額報酬284,000円219,000円※3平成27年1月23日出勤日数(25年度平均)月5回月5回※2出勤日数(25年度平均)月6日月15日出勤日数(25年度平均)月5回月4.4回※2※1法改正に伴い、教育委員長が廃止されることから、教育委員会委員長の報酬に関する規定は削除されます。平成27年4月1日から施行されます。※2会議・行事への出席が月平均5回。その他、各委員が学校訪問や行事参加を行っている。※3代表監査委員「議員とは議員を辞めたら行政委員になる」1年生議員の頃の私は単純にそう思っていました。当時の私たち議員は、何ら問題意識を持っていませんでした。当然ですが、3ページの行政委員名簿に載っている方々の中には、私も賛成して行政委員になった方が多数います。このことは正直にお伝えしておきます。しかし時代は変わりました。私の考えも1年生議員の時とは大きく違っています。私が特に問題視しているのは、議員OBが行政委員に天下ることが慣例化していることです。「変わらない議会」を長年経験した議員として言えば、このような天下かいじゅうりポストがあるからこそ、多くの議員は区長に懐柔されてしまうのです。行政委員という天下りポストが用意されていれば、議会は区長と対立せず、追認機関と化します。それでは必ずしも区民利益優先の議会運営はできまたいじせん。本気で区長と対峙する緊張感ある議会運営はできません。ほんの少しですが、昔と比べ江戸川区の行政委員も変わってきました。既に今、教育委員会に議員OBはいません。「選挙管理委員会と監査委員に議員OBを天下らせることは止めましょう」これが私の主張です。過去の事例を見れば、行政委員になった議員OBは全て、自民党と公明党の議員OBです。このことからも、自民党と公明党の決断さえあれば、行政委員に天下る「江戸川区議会の慣例」を打ち破ることは容易です。私はこの紙面を通じて、自民公明両党の議員に「行政委員に天下るのは止めましょう」と呼びかけます。来期こそは議員の天下りが無くなるのか、それとも続くのか。区民の注目に期待します。松江三中卒、墨田川高校卒、千葉大学教育学部卒1995年~江戸川区議会議員(5期)03-3248-0888(平日9~18時)自宅事務所:〒132-0021江戸川区中央4-25-14(敷地内奥、白いプレハブ)info@t-ken.jpwww.t-ken.jp共著紹介"外国人参政権"で日本がなくなる日宝島社(2010年)100人がしゃべり倒す!「魔法少女まどか☆マギカ」宝島社(2011年)"人権侵害救済法"で人権がなくなる日宝島社(2012年)4