ブックタイトル月刊田中けん

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概要

月刊田中けん

2区長(多田正見君)お答えをしてまいります。先般、制定をされました歩行喫煙及びポイ捨ての防止等に関する条例でありますけれども、この法理上の見解は、今、おっしゃったような問題があるかもわかりませんが、このことにつきましては議会提案の条例うんぬんでもありますので、私どもが云々するということもどうかと思います。もし、この条例に問題があるとすれば、議会の皆様方のほうでいろいろご見解をまとめていただきまして、私どもにお話をくださればしかるべき対処をするという、こういうことになろうかと思いますので、よろしくお願いをいたします。みなとタバコルールの話もありました。いろいろな自治体がさまざまな試みをしておりますが、これは一つのあり方として参考にはなりますけれども、千代田とか港とかいうような昼間人口の非常に多いところの住民感情と、当区におけるいわゆる住宅区における考え方、受けとめ方は相当違うと思います。江戸川区は、江戸川区流のことをいろいろ考えていかなければいけないというふうに思いますが、そうしたことでこれからも研究を続けていきたいと思っております。区職員の禁煙の問題等につきまして、これ以降の問題につきましては、受動喫煙防止対策推進本部長を、最近、原野副区長に任命をいたしましたので、原野本部長からお答えをすることにさせていただきます。よろしくお願いいたします。副区長(原野哲也君)受動喫煙防止対策、その推進本部長であります原野です。前任の副区長から全ての業務を引き継いでおります。そういう自覚でおります。責任も伴っておるというふうに認識をしております。公共のスペースで少しでも早く禁煙、分煙がもっと推進できるように私も誠心誠意努めていきたいというふうに思っております。職員の喫煙の問題について、今、議員からご指摘がありました。他の自治体の取り組みもご紹介いただきました。全日本的に、例えば企業でも非喫煙の方を我が社は採用をしますとか、あと大学によっても、在学中はたばこは吸わないということを条件に入学を認める大学があったりということで、非常にたばこを吸う方々にとっては煙たい世の中であることは間違いありません。健康問題も当然ついて回ります。それで、私は受動喫煙の防止対策ということではございますが、議員はたばこ問題というふうにもっと広い視点でおっしゃっております。確かに、日本全国、今、言われておりますのは年間でたばこが原因でなくなる方が十万人を超えていると。ただ、その方々の医療費はそのたばこ税以上にかかっているのではないかというようなことも言われております。ですから、たばこ問題というふうに言いますといろいろな角度から、いろいろな分析も必要でございます。ただ、その職員の喫煙という部分についてお話を申し上げますと、確かに、それは、勤務時間中の喫煙については好ましいことではないというふうに思っております。ただ、ご案内のとおり、たばこというのは、これはニコチンの依存症であります。ですから、席を外すときにのどが渇いたとか、トイレに行くとか、そういうこととはまたちょっと違う、禁断症状というとちょっと言葉は強いですけれども、そういう部分もあろうかと思います。ですから、できるだけそういうのはないほうがいいわけであります。私どもとしては、少しでもそういうことをないほうに持っていきたいというふうに思っておりますが、平成十六年当時、区の職員男女の平均では二六%程度が喫煙者でございましたが、これ昨年度の平均でいいますと一六%を切っております。ですから、徐々に徐々に、たばこを吸う人が減ってきているというのは事実でございますが、まだ現実として吸う職員もいるわけであります。つまり、喫煙者がいるわけであります。明日からもう一切、勤務時間中は喫煙はまかりならんといいますと、その職員は禁断症状に襲われると思います。ですから、本人の自覚も当然必要でございますが、いろいろな角度からそういうことも、できるだけやめる方向に一日も早く持っていくために、いろいろな手だてを打たなければならないと思っております。それはここで具体的にAとBとCというふうに挙げられませんが、そういうのは本部長でございますので、私はいろいろな会議体等もこれから開催しながら、実際に吸う方々のご意見も伺いながら、一日も早く、誰もたばこを吸わないで一日の勤務時間が終わるというふうな状況をつくってまいりたいと思っております。(3ページへ)