ブックタイトル月刊田中けん

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概要

月刊田中けん

けん'sエッセイvol.6軽自動車は危険!車格を拡大せよ。軽自動車大国ニッポンの実像2014年3月15日WEBRONZAより軽自動車はいま、国内の新車販売の4割を占める。割安な税金や高速料金、燃費性能の良さなどで人気を集めている。一方、日本でしか通用しない規格のため、自動車メーカーが軽自動車にばかり注力し続ければ、海外市場での競争力が弱まる可能性も指摘される。いわゆる「ガラ軽」化の懸念だ。折しも税制の見直しがなされ、2015年度以降の新車から、軽自動車税はいまの年7,200円から1万800円に上がる。自動車取得税(軽は3%)は段階的になくなるが、4月から消費税率が8%に上がり、買う側の負担は重くなる。軽自動車の快走は今後も続くのか。これまで私は「軽自動車の優遇税制を廃止せよ」と何度も訴えてきました。その主張には「軽自動車は危険」という私の認識があったからです。だからこそ消費税導入に伴う軽自動車の増税を私は歓迎し、より多くの日本人が「軽自動車離れ」することを望みます。現行の軽自動車の大きさは、以下の規格通りです。全長3,400mm(3.40m)以下、全幅1,480mm(1.48m)以下、全高2,000mm(2.00m)以下それに対して、私は軽自動車の車格拡大を提案します。全長4,000mm(4.00m)以下、全幅1,700mm(1.70m)以下常識的に考えて、大きな車ほど交通事故の際には安全です。それにも関わらず「優遇税制」という「死に至る税制」に翻弄されて、多くの日本人は軽自動車に“乗せられています”。しかもその自覚がありません。自説に対して、「軽自動車は危なくない」と異論を唱える専門家もいます。それでは独立行政法人自動車事故対策機構NASVAの衝突性能試験における車の安全性はどうなっているのでしょうか。以下は同機構のホームページ掲載のデータです。点数が高い車ほど安全性の高さを示しています。【平成23年度評価車種の新・安全性能総合評価の数値】フィアット/500C日産/モコスズキ/ソリオスズキ/スプラッシュダイハツ/ミライーススズキ/ワゴンRホンダ/NBOXアウディ/A1BMW/X1トヨタ/アクアトヨタ/ヴィッツ日産/リーフトヨタ/プリウスα日産/エルグランドホンダ/CR-Vトヨタ/カローラフィールダーレクサス/CT200hスバル/インプレッサ(SCA付)スバル/レガシィマツダ/CX-5三菱/アウトランダー138.6点140.2点(軽自動車)143.5点145.2点153.4点(軽自動車)154.3点(軽自動車)157.7点(軽自動車)157.9点160.5点165.3点166.5点169.8点173.1点173.1点176.7点178.4点179.6点181.8点182.9点184.3点184.6点総じて軽自動車の成績は悪い。これがデータから読み取れる事実です。「軽自動車は危なくない」とは、間違った認識です。交通事故を起こさない対策も必要ですが、起きてしまった場合でも、死者を少なくする手法として、国民により安全性の高い車に乗ってもらう政策誘導は可能です。それが政治の責任です。しかし今は間違った優遇税制によって、多くの国民が小さく危険な車に乗らされています。ここで問うべきは、「小ささ・利便性」と「生命」のどちらを優先して政策に反映させるかという政治哲学です。私は生命を優先して選択し、この人災を告発します。www.t-ken.jp電話番号:03-3248-0888 (平日9~18時まで)自宅事務所:〒132-0021江戸川区中央4-25-14(敷地内奥、白いプレハブ)*プロフィール*松江三中卒、墨田川高校卒、千葉大学教育学部卒1995年江戸川区議選(2789票・41位)当選1999年同選挙(4282票・16位)当選2001年東京都議選(12394票・8位)落選2003年江戸川区議選(4103票・15位)当選2007年同選挙(3883票・25位)当選2011年同選挙(3280票・41位)当選著作(共著)“外国人参政権”で日本がなくなる日宝島社2010年100人がしゃべり倒す!「魔法少女まどか☆マギカ」宝島社2011年区議会日台親善議員連盟会長・禁煙地方議連代表幹事・ホームヘルパー2級4