ブックタイトル月刊田中けん

概要

月刊田中けん

第3回定例会一般質問にて.2014年9月29日2014年9月29日に私は区議会「民主・みんな・維新」とどこおによる代表質問をしました。その質問自体は滞りなく終わりましたが、その裏では、事前通告した質問文を巡って、質問を取り下げる圧力がかかりました。もし私が質問を強行すれば、質問の中断および懲罰をもって対応すると言われ、私はやむなく質問を断念せざるを得ませんでした。質問を止めるように圧力がかかった理由は、私の質問が「ヘイトスピーチ」に該当するという理由からでした。しかし、本来は言論の府である議会が議員の質問を事前チェックし、それに対して質問させないように圧力をかけて断念させるなどあってはならないことです。発言に対する責任は発言者にありますが、まだ発言もしていない内容を事前にチェックして、結果としてけんえつ発言を中止させる「検閲」は許されない行為です。私はこの場を借りて、江戸川区議会にはこのように言論の自由がないという事実を告発すると共に、実際に私が行おうとしていた質問が「ヘイトスピーチ」に該当するのかしないのか、広く区民に問います。以下、（実際にはできなかった）質問文章です。江戸川区の人口の推移(参考:下記表)を丁寧に見てみると興味深い現象に気がつきます。それは定住外国人の増加です。江戸川区民の人口が68万人弱で推移しているにも関わらず、外国人定住者はここ20年の間に急激に増えてきました。平成26年4月1日現在、23,442名の外国人が江戸川区に定住しています。とりわけ注目すべきは中国人の増加です。江戸川区には10,800人からの中国人が住んでいますが、都内で1万人以上の中国人が住んでいるのは、新宿区、江東区、豊島区となっています。新宿区や豊島区は、新宿や池袋という大きな駅を中心にした繁華街を持つ自治体です。江東区は広大なベイエリアをもつ自治体です。それらの自治体が比較的都心中に位置するのに対して、県境に接した23区の外環区にあって、中国人が1万人を超えているのは江戸川区だけです。日本全体のデータですが、中国人の人口は、1991年に17万人だったのが、2013年に65万人へと増えていまぜんげんす。韓国朝鮮人の人口は漸減傾向にあります。フィリピン人など他国籍人口も増えていますが、中国人ほどではありません。このように日本人とは違った異文化の人たちが、地域コミュニティにたくさん入ってくることの是非を区長はどのようにお考えでしょうか。とりわけ私が中国人に注目するのは、具体的なトラブルが日本で起きているからなのです。最近の報道では、iPhone6の販売を待ってたくさんの人たちが行列していたのですが、その時の中国人の対応が話題になりました。場所取りでは、私物だけを列において、開店間際になるとたくさんの中国人が横から割り込みをして困ったとのことです。また販売途中で売り切れてしまい、実際にその場で変えなかった中国人が、店内で大声を上げて騒ぎ出し警察が出動したという報道もありました。このような身近な話題だけではありません。例えば2011年の新潟市では新潟中国総領事館の移転問題が地域を騒がせました。それは小学校跡地に領事館を建てるという計画で、15,000m2の土地を中国に売却しようという計画でした。もし15,000m2の土地が中国領事館の土地となれば、そこは日本であってもそう簡単に日本人が立ち入ることのできない土地になってしまいます。江戸川区民の人口推移（過去10年）江戸川区(人)日本人外国人平成17年657,767638,09919,668平成18年660,914640,58520,329平成19年665,633644,03921,594平成20年671,122647,80823,314江戸川区内の外国人の人口（平成17年4月1日と平成26年4月1日比較）平成21年675,500650,60024,900平成22年678,517652,76225,755平成23年680,380654,61525,765平成24年677,633653,39224,241平成25年674,944652,20322,741各年4月1日現在平成26年676,598国籍･地域中国韓国･朝鮮フィリピンインドベトナム台湾タイネパール米国バングラその他合計デシュ653,15623,442※外国人：平成24年まで「外国人登録人口」、平成25年より日本人と同じ「住民基本台帳人口」（平成24年7月8日、外国人登録法の廃止、住民基本台帳法の一部改正による）平成17年8,335 5,391 2,655 693 103 346 27 220 185 1,713 19,668平成26年10,792 4,488 2,385 2,015 622 437 400 384 217 204 1,498 23,442※平成17年の台湾人の人口は、中国人の人口に含めて計算していました。平成25年以降、中国と台湾は別の国であるという考え方から台湾人は別枠で数えることになりました。